3000年12月31日水曜日

配当成長株と高配当株. MCD と PFF の比較から分かる配当成長株投資の絶対的優位性

高配当株と配当成長株への投資, どちらがより優位性を持つのか常に投資家は悩んでいるのではないかと思います. 私もその一人でした. 今ではその間を取るハイブリッド投資法を採用しています.
以下のデータは私の投資方針を決定づけるに十分でした. 投資における一つの真理だと確信しています. 投稿日にその事実を表しています.次の 1000 年でも変わらないでしょう.✳最新記事はこの記事(2017/04/01投稿)の次です.

今回具体例として配当成長株の雄である マクドナルド (MCD) と, 安定した株価と高配当が魅力の 優先株 ETF (PFF) とを比較し, どちらがより有利な投資法であるかを考察しました.
以下に, 結果を表としてまとめています.

MCD の株価は Google Finance から, 各年間配当額はモーニングスターから持ってきました.

PFF2007-2008 年前後で大きく株価が動いていますが, その後の 10 年間を平均するとおよそ 37.5-39.5 ドル前後の値動きのため 38 ドルで固定しています.
重要なのは安定した株価と配当を支払う投資先であった事実です. 支払い配当額は現在漸減傾向ですがこちらも比較的安定しています. 配当利回りは 6% となる 2.28 ドルで固定して以下の表をまとめました(ちなみに 8% だろうが 9% だろうが得られる結果は同じです. MCD の結果には敵いません) . 

2007 年にMCDPFF にそれぞれ 5000 ドルを投資し, 配当を再投資した結果を示します.

MCD は配当再投資の結果 15000 以上の評価額となり, およそ 10 年で 3になったことが分かります. 一方 PFF はというと, こちらも初期投資額の 5000 ドルが 8500 ドルへと成長し投資額が 1.7 倍 に増加しました. 堅調な成長を見せていますが MCD の前では色あせて見えます.

累積投資額の推移のみ抜粋して以下にグラフを示します. MCD への投資が順調に資産額を伸ばしたことが分かります.
(PFF の資産推移は本来もう少し上下動がありますが, より正確なグラフに作り直しても大きく結論は変わりません. この表やグラフの結果は比較的高配当な電力株や通信株を PFF と置き換えて考えることもできます.)
これらの結果から配当成長株への投資が高配当株への投資より優位性を持つことがはっきりと分かります.

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配当成長銘柄への投資はなぜ有利なのか
なぜこんな結果となったのでしょうか.
それは一株当たり利益と支払い配当額の増加に比例して株価が上昇したからです.
以下に株価の推移を示します.
配当成長株への投資の優位性を考える際に, 配当成長によりいずれ高配当銘柄と同程度かそれ以上の利回りになっていくことが強調されます. しかし, この説明だけではこの間に積みあがった累積配当分だけ高配当の受け取り配当額が増えるため, 高配当銘柄を買い持ちした方がより有利に見えてしまいます.

しかし, 答えはそんなに単純ではありません.

配当成長銘柄の株価は上がる
配当成長銘柄の株価は配当の増加と共に上昇します.
これが配当成長銘柄に投資する優位性の正体です. 2007 年に 3% だった MCD の配当利回りは, 支払い配当額が 2.4 倍に増加した 2016 年も配当利回り 3% 前後のままです. 支払い配当額に比例して株価が上昇したからです. 決して 7.2% の配当利回りとなるわけではありません. 各会社, 各セクターには期待される配当利回りや PER があります. それに合わせて株価が調整するわけです.

これが配当成長投資が有利となるより正確な理解です. このような結果から,

配当成長株のみに投資するのが最も効率的で理に叶った投資法と結論します.


人はそれを本当に実行し続けることはできるのか
しかし, このように論理的に導き出された結論であったとしても, その会社の利益が本当に年々増加するのか, 支払われる配当が減配すること無く, 年々成長し続けるのか不安が付きまといます.
配当貴族銘柄を選択して投資してもやはりこの悩みを完全に無くすことは難しいでしょう.

これらの銘柄は目先の配当利回りが 2~3% 程度と普通なため, 高配当銘柄と比較しても積極的に買い進みにくいんですよね. 直ぐには結果が見えてこない, まさに苦行です.


高配当銘柄と配当成長銘柄のハイブリッド投資
結果として私は高配当銘柄と配当成長銘柄の 2 本柱の投資方法を採っています.
効率が悪いと分かっていつつも, やはり高配当という目に見える形で報われるのはある程度の安心感を与えます. 生じる機会損失は誠に大きい額ですが安心料といったところです.

悪く言えば優柔不断ですが, 程度の差こそあれ, こういった方法を採るのも一考かと思っています. 投資で振り向けているお金は, 他でもない全て自分の資金です. 自分の責任が取れる範囲で好きにできるのが投資の良いところですね.

高配当銘柄への投資はすでに一段落ついています. 追加投資, 受取配当金の再投資は全額を配当成長銘柄に振り向けています.

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