バフェット語録『最後にゼロをかければゼロになる』

この言葉はレバレッジを戒める言葉です.

ヘッジファンド LTCM (ロングタームキャピタルマネジメント) がレバレッジ 25 倍を使って利益を生む計画を立て, 最後は市況の急変により資本を毀損させ破たんさせた際に残した言葉です.


LTCM は, 多くの著名人を運用チームに迎え入れたことで注目され, 125000 万ドルの資本金を集めました. 設立後 4 年間は驚異的な運用成績を収め 4 年で資産額が 4 倍に増えます.
しかしその後のアジア通貨危機とロシア財政危機が状況を一変させました. この金融市場の混乱により数日で資本の半分を失い, 1 年後には当初の資本額を下回ります. その後 LTMC は解体に移り 1997 年の通貨危機から 2 年後の 1999 年に清算されました.

目を見張るような数字がずらりと並んでいても, 最後にゼロをかければゼロになってしまうということです

不動産投資に有効なレバレッジをかけた取引は, 株や FX 利益を増大させるため魅力的ですが, 当然テコはマイナスにも働きます. この戒めは私たち個人投資家にも通ずる言葉です.

Sponsored link



関連記事です.
20175 月, 現在の投資セクター比と配当利回り, 投資国状況

現在の投資方針です.
投資方針の転換: 投機から配当成長投資へ-高配当公益株の中国株と, 配当成長株の米国株とのハイブリット投資-

未整備な日本の不動産市場が変わるかもしれません.
消えた 500 兆円の反省: 日本でも中古不動産の市場環境が整えられる可能性が出てきた

配当成長株のパワーは圧倒的です.
配当成長株と高配当株. MCD PFF の比較から分かる配当成長株投資の絶対的優位性

投資により将来へ備えることが必須の時代が来ています.
日本国内世帯の資産残高と保有資産割合, 保有資産別世帯割合の状況について, 私たちはどのように未来へと備えるのか①

他にもいろんな記事を書いています. 詳細はタブ内を参照ください.

コメント

このブログの人気の投稿

日本国内世帯の資産残高と保有資産割合, 保有資産別世帯割合の状況について, 私たちはどのように未来へと備えるのか②

持ち家より賃貸の方が有利に決まっている